子供や大人のスポーツ障害の治療の基礎知識

肉ばなれの症状と治療および予防法

肉ばなれの症状と治療および予防法

肉ばなれを起こした筋肉では、筋線維が腱や腱膜との連結部で断裂しています。画像検査の進歩によって、それが明らかになってきました。

大腿部は肉ばなれが起こりやすい部位で、特に大腿部の後ろ側にあるハムストリングは、最も肉ばなれを起こしやすい筋肉です。ハムストリングは、外側の大腿二頭筋、内側の半膜様筋と半腱様筋という3つの筋肉から構成されています。これらは、膝関節と股関節を越える2関節筋(厳密には大腿二頭筋の短頭のみ1関節筋)で、膝を曲げる、大腿部を後方に引く(股関節を伸展させる)という慟きは共通しています。しかし、詳しい研究はまだ進んでいません。

大腿直筋も肉ばなれが多い筋肉です。大腿部の前側には大腿四頭筋という大きな筋肉がありますが、その中央に位置するのが大腿直筋です。大腿直筋は、大腿四頭筋の4つの筋肉の中で、唯一、膝閔節と股関節を越えて働く2関節筋です。

肉ばなれの原因:伸長性収縮の場面で起こる

多くの場合、筋肉が伸ばされながら力を発揮する伸長性収縮のときに起こると考えられています。走るときにっいていえば、前に振り出した足で接地し、大腿部を後ろに引いて体を推進させる瞬間、ハムストリングは伸長性収縮を行っています。また、薦地の衝撃で膝が曲げられるとき、大腿直筋は伸長性収縮となります。

肉ばなれの症状:鋭い痛みが突然発生する

全力疾走をしているときなどに、突然鋭い痛みが起こります。ときには「ブツッ」という断裂音が聞こえることもあります。痛みによって筋力が発揮できず、ストレッチングを行うのも困難になります。

肉ばなれの診断:程度の診断には画像検査が必要

肉ばなれの多くは、発生機転と痛む部位を確認することによって診断できます。ほとんどの場合、痛みのために筋緊張が低下しています。また、患部に触れてみると、筋肉がへこんでいることがありますが、この場合には『筋断裂』と診断します。

筋線絲にどの程度の損傷が起きているかを明らかにするためには、画像検査が必要です、MRIや超音波検査では、筋線維の断裂確認でき、広がりもわかります。

肉ばなれの治療方法:1週間は圧迫して保護する

応急処置で必要なのは、患部のアイシングと圧迫です。復帰までの期問は、損傷の程度によって異なりますが、通常1週間は包郡やサポーターで圧迫して保護し、ランニングのような筋肉に張力が加わる動作は避けます。

その後、徐々にストレッチング、を行い、柔軟性を回復させるとともに、筋力を発揮させる訓練をします、2週間で
ジョキングを開始し、4週間でほば元のトレーニングに復帰できるでしょう。

肉ばなれの予防方法:筋力のバランスを整える

筋力のアンバランスや柔軟性の不足かこ危険因子として報告されています 筋力のアンパランスには、左右のアンバランスと桔抗する筋肉とのアンバランスがあります。

左右で5%以上の筋力差がある場合は、差を縮めるトレー二ングが必要です。また、ハムストリングの筋力とされる膝屈曲筋力は、膝伸展筋力の50~60%か一般的50%を下回る場合は筋力強化が必要です。

柔軟性の不足に対しでは、ストレッチングを十分に行うことか・必要です。

肉ばなれか起きやすいのは、春先、シーズン初め、疲労時など 気温が低いとき、動きに慣れていないとき、疲れて筋肉か固くなっているときか危険なので、予防のために十分なウォーミングアップを行います。



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