
曲げた指を伸ばそうとするとき、引っかかった状態になり、さらにカを加えると、弾けるようにして伸びる、弾発現象が生じます。指の根元を通る指を曲げるための屈筋腱が腱鞘炎になり、腱鞘が狭くなることで起こります。
バネ指の原因:ラケットスポーツで起こる
指を曲げるための屈筋腱は、手のひら側を通るため、物を握る動作で圧迫を受けます。その状態で腱鞘の中で腱が移動すると、こすれることで腱鞘が腫れ、腱が通過しにくくなるのです。
ラケツトを使うスポーツや自転車などで発生します。多くは薬指や中指ですが、親指に発生することもあります。
バネ指の症状:バネ仕掛けのような弾発現象
指の曲げ伸ばしがスムーズにいかず、引っかかる感じがあります。また、腱鞘に沿って腫れや圧痛があります。
曲げた指を伸ばそうとするとき、引っかかってある角度で止まり、さらにカを入れると、弾発現象を伴つて伸びます。
バネ指の診断:弾発現象と圧痛がポイント
弾発現象や指の根元の圧痛によって、ほぼ確実に診断できます。
バネ指の治療:軽症であればストレッチングを
軽症で、発生からあまり時間が経っていなければ、屈筋腱のストレッチングを行い、原因となる動作を控えることでよくなることが多いでしょう。
すでに長期化して、弾発現象が明らかな場合には、炎症止めの注射が行われます。
それでもよくならなければ、腱鞘を切開して広げる手術が行われます。
バネ指の予防:ストレッチングを行う
ラケットなど道具を手のひらで握るスポーツでは、練習の合間や終了後にストレッチングを行います。手の大きさに合つだラケットを使うことも予防に役立ちます。
ていることがあります。これがある場合には、音声ガイドに従って電気的除細動を行います。
バネ指の予防:胸部のパッドで守る
心臓しんとうの発生が広く知られるようになった結果、予防の研究も進み、ボールの衝撃を緩和するための胸のパッドが考案され、実際に使われるようになっでいます。野球やソフトボールを行う子どもにはすすめられます。ただし、パッドを使用したとしても、指導者や保護者は、応急処置をきちんと行えるようにしておくことが大切です、