子供や大人のスポーツ障害の治療の基礎知識

泌尿器系・生殖器系~体内の老廃物を排泄する

泌尿器系・生殖器系~体内の老廃物を排泄する

泌尿器系の構造と役割

泌尿器系は、体の中で発生した不要な物質(老廃物)を、血液中から取り除き、尿中に排泄する働きをしています。腎臓で血液から尿が作られ、尿は尿管を通って膀胱にためられます。膀胱の尿は、尿道を通って排泄されます。

腎臓

腹部の深い場所に左右1個ずつ存在します。普通、わずかに左のほうが高い位置にあります。腎臓の1つの重さは、成人男性で150~160 g 、成人女性で130~140 g程度です。わずかに左の腎臓が重くなっています。

腎臓には、腹部大動脈から動脈血が流れ込みます。心臓から拍出される血液の約20%が流れ込むため、毎分Hもの血液を濾過しています。

血液から尿を作り出しているのは、ネフロンと呼ばれる濾過装置の基本単位です。腎臓には、ネフロンが約100万個存在し、流れ込んできた血液から、水分や排泄すべき物質を濾過しています。

その結果できた尿は、尿細管という管を通って集められます。その途中で、尿細管にからみついている毛細血管との開で、排泄や再吸収という物質のやり取りが行われます。体内が水分不足の状態だと、再吸収する水分量を増やすため、濃縮された尿となります。そのため、水分不足の状態が続き、腎臓にかかる負担は大きくなります。できた尿は尿管を通って膀胱に送られます。1日に作られる尿は、成人で1.5忿前後です。

体の深部にある腎臓ですが、まれにスポーツ中の腹部の打撲によって損傷することがあります。強い腹痛や血尿が出た場合に
は、腎臓損傷の可能性があるので病院で受診することがすすめられます。

尿管

左右の腎臓から出て、膀胱まで伸びる長さ削20~30Cm、太さが5mmほどの管です。周囲の血管との位置関係から通路が細くなっている部位があり、そこに尿中の物質が結晶化して固まった結石が詰まると、強い痛みを起こします。

膀胱

骨盤の最も下に存在します。左右の尿管から送られてきた尿は、ここにいったんためられます。最大容量は700ml程度で、そ
の半分くらいの尿がたまると尿意が起こります。

尿道

膀胱にためられた尿は、尿道を通って体外に排泄されます。尿道の長さには大きな男女差があり、女性は数Cm、男性は20~
30Cmあります。女性は尿道が短く、細菌が膀胱に入りやすいので、膀胱炎を起こしやすい傾向があります。

生殖器系

男性では精巣と陰茎(ペニス)が、女性では卵巣と子宮が生殖器となります。

精巣は陰嚢の中にあり、スポーツ中にボ一ルや他の選手と衝突することで、打撲を受けることがあります。これに対し、女性の生殖器は骨盤腔内にあるため、スポーツ中に外傷を受けることはほとんどありません。



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