子供や大人のスポーツ障害の治療の基礎知識

軟骨損傷の症状と治療および予防法

膝関節は下肢の最も重要な関節で、高い負荷がかかります。そのため、体重を受ける関節表面の軟骨は、損傷が起きる危険性が高くなります。 膝関節を構成する大腿骨、脛骨、膝蓋骨が互いに向かい合う表面には、他の関節に比べて厚い関節軟骨が存在し、関節に加わるカを吸収分散する働きをしています。しかし、関節軟骨の許容範囲を超えたカが加われば、関...

後十字靭帯損傷の症状と治療および予防法

後十字靭帯は、前十字靭帯と同様に膝関節の内部に存在する靭帯です。この靭帯は膝関節の後方にあり、前方から見ると、関節の内儀上方からやや外側下方へとつながっています。 主な機能は、大腿骨と脛骨をつなぎ、脛骨が後ろにずれないように支持することにあります。回旋方向に対して支持する役割は、前十字靭帯ほどではないようです。 後十字靭帯損傷...

前十字靭帯損傷の症状と治療および予防法

膝関節には、関節の周囲だけでなく、関節内部にも靭帯が存在し、関節の安定化に役立っています。特に方向転換の ような複雑な動きは、関節内の靭帯による支持性がないと行うことができません。 前十字靭帯損傷は、スポーツ医学の発展を象徴する歴史を持っています。半世紀前には、関節の内部を検査する手段がありませんでした、そのため、膝のケガをし...

恥骨結合炎の症状と治療および予防法

恥骨結合とは、骨盤の前方で両側の骨盤の骨が結合する部分です。骨盤のうち、左右の恥骨という部分が線維組織によって連結された構造になっています。向かい合う骨同士の間で、動きが起こる関係を「関節」、ほとんど動かないように制動されている関係を「結合」といいます。 恥骨結合は基本的には動きませんが、唯一の例外が出産時で、ホルモンの働きで...

骨盤裂離骨折の症状と治療および予防法

成長期の骨には成長軟骨があります。この部分が筋肉や腱に引っ張られると、その部分で骨が剥がれてしまう「裂離骨折」という障害が発生します。骨盤の骨にも成長軟骨があり、全身の中でも裂離骨折が起きやすい多い部位とされています。 成長軟骨は骨を成長させて大きくする働きがありますが、ここは成長期の骨のウィークポイントでもあります。また、骨...

椎間板ヘルニアの症状と治療および予防法

椎間板は、椎骨と椎骨の間にある特殊な軟骨のクッション組織です。この椎間板が適度に変形することで、脊椎の勁き(屈曲、進展、側屈、回旋)が可能になります。しかし、椎間板に許容範囲を超える強いカが加わると、椎間板の損傷が発生します。椎間板が損|傷を受け、後方に飛び出してしまうのが椎間板ヘルニアです。 椎間板が後方に飛び出すと、脊髄が...

腰椎分離症の症状と治療および予防法

椎の後方部分で疲労骨折が起こり、進行すると骨が割れた(分離した)状態になるのが腰椎分離症です。 以前は腰椎の後方が割れた状態になってから発見されていたため、先天性の可能性も議論されていました。ところが、スポーツ選手に明らかに多いこと、痛みの出始めの時期にはレントゲン撮影で異常がないのに、しばらくすると割れた部分が見つかることな...

TFCC損傷の症状と治療および予防法

TFCCは三角線維軟骨複合体の略称です。手首の関節の小指側には、尺骨の先端と手の骨との間に、軟骨でできた三角形のクッション組織があります。これが三角繊維軟骨複合体です。名前が長いので、英語名の略称であるTFCCがよく使われています。 TFCCの熊易は、急性のケガとしても発生しますし、慢性的な経過によって起こることもあります。 ...

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